たかとうだい (高灯台)
学名 |
Euphorbia lasiocaula (E.pekinensis var.japonensis, E.pekinensis var.subulatifolia,
E.pekinensis var.onoei, E.hakutosanensis) |
日本名 |
タカトウダイ |
科名(日本名) |
トウダイグサ科 |
日本語別名 |
ニワソ |
漢名 |
大戟(タイゲキ,dàjĭ) |
科名(漢名) |
大戟(タイゲキ,dàjĭ)科 |
漢語別名 |
蕎(キョウ,qiáo)、邛鉅(キョウキョ,qióngjù)、猫眼草(ビョウガンソウ,miaoyancao)、龍虎草、九頭獅子草、京大戟・土大戟、將軍草、下馬仙 |
英名 |
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2008/05/22 薬用植物園 |
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2020/05 小平市玉川上水緑地 |
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2008/07/24 長野県蓼科山 |
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2016/06/17 長野県霧ヶ峰 |
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2008/07/10 入間市宮寺 |
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2008/08/22 三浦市城ケ島 |
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辨 |
タカトウダイ Euphorbia lasiocaula は、中国に産する Euphorbia pekinensis(大戟)とよく似ており、そのシノニムとする説がある(中国ではこの説をとる)。
本項の漢名・漢語別名は、E.pekinensis についてのものである。 |
トウダイグサ属 Euphorbia(大戟 dàjĭ 屬)の植物については、トウダイグサ属を見よ。 |
訓 |
『本草和名』に、甘遂は「和名尓波曽、一名尓比曽」と(今日の甘遂は Euphorbia kansui(甘遂・猫兒眼))、沢染は「和名波也比止久佐乃女」と、大戟は「和名波也比止久佐」と。
『延喜式』大戟に、「ハヤヒトクサ」と。
『倭名類聚抄』に、大戟は「和名波夜比止久佐」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』大戟に、「ハヤヒトグサ延喜式 ハマヒトグサ同上 タカトウダイ江戸」と。 |
漢名について。『爾雅』に「蕎(キョウ,qiáo)、邛鉅(キョウキョ,qióngjù)なり」と。その郭璞註に「今の藥草大戟なり。『本草』に云う」と。李時珍は「其の根、辛苦にして人の咽喉を戟す、故に(大戟と)名づく。今 俚人 呼びて下馬仙と爲す。人を利すること甚だ速きを言う」と(本草綱目)。 |
説 |
タカトウダイは、本州・四国・九州・朝鮮に分布。
E. pekinensis は、雲南・チベット・新疆を除く中国大陸に分布。 |
誌 |
中国では、E.pekinensis の根、及びアカネ科シソノミグサ属の Knoxia valerianoides(或は K.corymbosa;紅芽大戟)の根を、大戟と呼び薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp.37-42 |
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